Rollei 35 Carl Zeiss Tessar が仲間入り ( 露出計を追加 )

 世間は明日 4 月 27 日から大型連休ですね。

さて本題、Rollei 35 Carl Zeiss Tessar モデルが仲間入りしました。

1967 年発売と言いますからこのモデルも 50 年以上前のカメラです。

製造された年代の割に、とても綺麗な動作品です。














同時に買った本革ケースはパステル・グリーンのステッチの手作りが気に入った。





⇩左の黒色 Rollei 35S Sonnar に⇩今回右の銀色 Rollei 35 Tessar が加わります。







この 2 台、

何が違うか?


 - ⇧左の Rollei 35S のレンズは 1974 年以降の後発 Sonnar  HFT 40mm F2.8 

 - ⇧右の Rollei 35 のレンズは 1967 年発売の初代 Carl Zeiss Tessar T* 40mm F3.5  

       [ HFT,  T* とは用レンズ・コーティングの名称 ]

レンズの口径 ( 明るさ )、レンズの構成、レンズのコーティングが違います。


明日には電池と電圧変換アダプターを入手予定、

以前、環境の為に販売禁止になった水銀電池 PX625 1.35V の代わりに、

代替の酸化銀電池 SR43 を電圧変換アダプター ( 1.5V ⇨ 1.35V ) で露出計を作動させます。

別な代替方法として空気亜鉛電池 PR44 1.4V を使っても良さそう。

本来の 1.35V の設計に SR43 1.5V でも PR44 1.4V でもさほど影響は少ないかも?

だけど電池の形状が違うので、いずれの電池でも形状変換のアダプターが必要です。


( 先に空気亜鉛電池 PR44 とアダプターが届いた )

⇩ 青いシールで空気穴を塞がれた空気亜鉛電池 1.4V とアダプター









電池にアダプターを被せて電池蓋をします。

⇩ 画像では + - 表裏が逆でした。電池はボディ側が で、かぶせる真鍮側が + です。
空気電池って一旦、空気穴シールを剥がすと次第に放電していくらしい。
一度剥がしたシールを貼り直して空気穴を塞いでも発電を止めることはできません。
また気温は 20 度が最適であり、摂氏 5 度以下では寿命が著しく低下するとあり、
寒い季節には酸化銀電池 SR43 を使うことにします。








先端が丸い赤バーシャッター速度絞りフィルム感度の合算値を機械的に表示しています。

白いメータ針は露出計の値、

丸い赤バー白いメータ針の振れ位置に重なるようにシャッター速度絞りを決定します。

最近のスマホの写真撮影に慣れてると、この儀式を面白く感じます。









早速フィルムを入れて、

レンズ T* Tessar と HFT Sonnar を比較してみよう。

両方のレンズの発色の違いは私にも分かるでしょう。

コメント

  1. いや~凄い!
    ラジオもレトロだが、写真機もね~
    何にせよ儀式のいる器械っていいですね。瞬時のシャッターチャンスは逃すかも知れないが、それは別に任せてこういったレトロ機を愛でる握るだけでも至福の時を味わえるのでしょうね。
    器械式に動くメーターなんて最高です。単色ドット表示も然り世の中何でもかんでも画像の中で動いていますからね。

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    1. 凄いでしょう!
      もうレトロ以外に楽しみが無くなりつつあります。
      今月6日にビートルズの激レアなアルバムが¥120万で落札されたと
      ニュースにでていましたが、そんな時代ですね。
      ジャケットに巻かれた茶色の帯が希少なんだとか。
      このRolleiカメラもビートルズ世代の生まれです。
      このカメラは実用品として使い倒すことにします。
      仰せのようにメータにはいろんな意味で癒されます。
      アナクロ人間にメータの動きはたまりません。

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  2. ウチのローライ君はテッサーが付いてます。T*だったかなぁ、、、
    ローライ系のHFTコーティングも良さそうですね。
    元々35Bを使ってて「シンガポールのより本国産の方がいいのかな?」と
    ラジオを一時お休みしてた時に「アホ」程カメラに突っ込んでた時期に
    本国産を買いましたが、使用頻度的には無駄だったかなぁw
    ドイツ?のVARTA電池を入れた記憶が有るのですが、36枚フィルムを入れっぱで
    放置してる間に、現像やフィルムそのものがやたらと高価になり、まだ何枚か
    残ってるのですが電池確認も出来ず、タンスの肥やしに。
    言ってるうちに近所のDPE屋自体無くなりそう。
    まぁきっかけはヘリコイドグリスが抜けて?スカスカになったので
    いつも、カメラをメンテしてもらってる職人さんの店に持って行ったら
    「ローライは分解が面倒なのでヤダw」って断られてテンションダダ下がり
    になったのが原因です。「えー、グリスアップするだけですやん」って食い下がったのですがローライ35は結構ばらさないといけないとの事で、、、

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    1. 遅いレスにて失礼しました。
      カメラのレンズ構成とコーティングは特にカラーには影響が大きいですね。
      昔、Leica 1933年製のバルナックにテッサー付けてカラー撮影したらレトロな
      絵ができて不思議に満足していました。
      当時のレンズはモノクロ用なので本来の写りではなかったのですが個性として楽しんでいました。
      Rolleiはコンパクトなだけに整備が大変なんですね。
      今でも古いLeicaは整備してくれますが、Rolleiも何とか整備してくれる店を見つけたいです。
      ドイツ製とシンガポール製の違いは価格として違いはありますが、
      さて、製品に違いがあるのか?私も分かりません。
      ドイツ製は古いだけに状態の良いカメラを探すのに苦労しそうです。
      その点、シンガポール製の方がお得かもしれませんね。

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