カタログや数値では測れない話

 先日、行われた Fiat 500 Abarth のワンメイクレースの動画を見ていて痛感したこと。

「カタログや数値では測れない。」

私の車 FIAT 500 1.3 Liter を買った 6 年前は大まかに 3 つのモデルが販売されていた。

 - Basic Model, 140PS すべては基本の造り。

 - Tourismo Model, 165PS 内装に拘り。⇦ 私のハムスター号

 - Competizione Model, 180PS 出力増強、足回り強化、ブレーキ強化 ...

装備と値段に違いがあるが、馬力が大きいほど車両価格も高い。

基本のエンジンとボディ構造などは同じ、

ECU 設定値の違い、Turbo の大きさ、サスペンション、ブレーキの強化などの違いがある。

そのワンメイクレースの結果はどうだったか?

同じ土俵で戦ったら Competizione Model 180PS + 改造車が勝つに決まっている。

と思ったが、しかし結果は ...

興味がある方は最後の YouTube 動画を見ていただくとして、

結局ぶっちぎりで優勝したのは Basic Model 140PS ほぼ無改造の車と若いドライバー。

何がそうさせたか?

1 番の理由は優勝した一番若いドライバーの才能・技量ではないか?

他の多くのドライバーが大枚叩いてつぎ込んだ Competizione Model 他・改造車は惨敗。

また Basic Model は日本製の小径 IHI タービンを搭載しているが、

最高出力は低く抑えてあるものの、タービンが小径の恩恵で低速~中速回転からの立ち上がりが早い。

他の大改造した車が大敗していたのを見て、

世の中って、どうしても名前と数字に騙される。

昔の BCL ラジオも スピーカーの直径Φが云々、

レコード・プレーヤー、テープ・レコーダーのワウフラッターや周波数特性が云々、

受信機やアンテナも結局は使う人次第か?

自己満足と実力は全く違う気がする。

反省!

レース結果だけなら ⇩ 14 分 08 秒~ 15 分 35 秒だけ見れば十分です。


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