光る君へ

 ネット配信で大河ドラマ「光る君へ」を見ています。



これまでの大河ドラマとは明らかに違う気がする。

私が知る限り、過去の大河ドラマは、

戦いに明け暮れる戦国モノがほとんどだった。


恋愛ドラマには興味が無かったけど、

千年前の平安絵巻の中の美しい風景の表現に興味が湧いた。

何か今の時代と色が違う気がする。

建物、風景、着ている服など。

油の灯りに燈された部屋、

夜の月明かりに照らされた風景、

何とも趣きがあって美しい。


さて、物語は主人公まひろ(吉高由里子)が扮する紫式部の一生を、



















平安貴族、平安時代の一部庶民の生き様を通して描いていますが、

皇族、貴族の生き方、地位名声への拘り、

政治的に義を通し続ける人、策略・謀略に明け暮れる人もいて、

人間らしさが見ものです。


その中で女性の生き方は明らかに現代とは違う。

高貴な女性は出会いも少なく、恋文を待つのが当時の女性の姿である。

当時は女性の家に婿入りするのがしきたりであった。

また貴族には妾(しょう)や側室も普通にあったようだ。


前回 3 月 24 日放映の左大臣家の一の姫の源倫子(黒木華)の肉食系の行動には驚いた。

右大臣家三男の藤原道長(柄本佑)が左大臣家に挨拶に訪れて、

初対面で二人きりになった途端に … 

倫子(黒木華)の方から道長(柄本佑)に覆い被さるシーンには度肝を抜かれた。















ええっ、

初対面で?


好意を持っている人とやっと逢えたという純粋な気持ちだけでなく、

女性としての自分と、

源家の婿取りとして将来を見据えた意図的な策略であったのだろう。

現代風に表現すれば「超あざとい女」ということか。

また、道長(柄本佑)としては幼い頃から恋心を抱いていた、

まひろ(吉高由里子)と別れた直後の行動だっただけに、

凄い怖い世界だ。


これらは大石静という女性脚本家ならではのシーンではあるまいか。


また今回の大河ドラマは血生臭い戦いが少ないのもいい。

と、恋愛モノに興味は無かったけど面白い。


⇩ 政治など平安時代の物語の背景を勉強しようと解説本を買って来た。



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