NASA SSB 受信機について

 私が持っている NASA HF-4E の後継は HF3W, HF3/Pとして

今も現役で SSB 受信機と銘打って販売されています。

NASA HF3W SSB Receiver ⇦クリックで NASA へ飛びます






Marine 仕様ということなのでヨット、ボートに搭載する器材と思われます。

現在のラインナップは 2つあるようで、

 - NASA Target HF3/P

Target HF3/P には、サード・パーティのウェザー・ファックス ・ソフトウェアに接続するための固定レベルのオーディオ出力があります。 受信機には、基本的な長いワイヤー・アンテナ、12 V の電源ケーブル、説明書が付属しています。

 - NASA Target HF3/W

HF3/W には、CD ソフトウェアと PC サウンド・カードに接続するためのインターフェイス・ケーブルが付属、このソフトウェアにより、ウェザー・ファックス写真、Raditelex 天気予報、Navtex の受信が可能になります。 ソフトウェアをインストールし、付属のケーブルを受信機の出力と PC サウンド・カードに接続するだけで、世界中から天気ファックスの写真と天気予報を受信できます。但し Windows XP, 10 のみ対応。


NASA の HP では SSB 受信機と謳っているので、

40mb のアマチュア無線を聴いてみましたが、

TCXO などが装備されていない割には CLARIFY の調整で聴きやすいです。

過去のモデルには色々あって、

 - 帯域 Filter 切り替えの有無、

 - Attenuator の有無、

 - メモリが 10 個か 20 個か、

 - 外部接続用スピーカー端子の有無

基本の造りは同じ感じですが、

私の NASA HF-4E は

 - メモリーは 10 個

 - 後方に設置された Filter 切り替え Normal ↔ Narrow

 - 専用オプション・アクティブ・アンテナ用に給電・重畳するスイッチ

 - 後方に設置された Attenuator ON ↔ OFF

 - 外部接続用スピーカー端子

が付いています

同調にはコツがあって、

ダイアルを回す速度で 1 kHz, 10 kHz, 100 kHz, 1 MHz と Step 幅が変化します。

最初は早く回し過ぎて 1 MHz Step となりエンコーダが壊れたと勘違いしました。

他にも色々とバージョンがあるでしょう。

SSB 聴くのに少しコツがあります。

 - USB を聴くときは所望の周波数よりも 2 kHz ほど高い周波数側にセットし、

 - LSB を聴くときは所望の周波数よりも 2 kHz ほど低い周波数側にセットし、

この後 CLARIFY ノブで復調します。 


正規価格は英国で £277.88 現時点の円換算で¥51,144

実売価格は英国内で安い店を調べると円換算で¥36,257

税金は別と思われます。

古典的な 30kHz~30MHz 全波受信機、

取扱説明書と開けると今は無き? LORAN-C の受信方法から始まります。

流石に時代は衛星航法へ変わりましたが、この受信機が船舶用というのが頷けます。


大きな 10cm 径のスピーカーの恩恵で音には満足です。


今年は Malahit と共に NASA HF-4E 受信機を活躍させます。

これは新たな受信機ラジオを欲しがる自分への戒めでもあります。

コメント

  1. やっぱり箱型の受信機は良いですね、スピーカー聞きやすいようにフロントに持ってくると、顔のサイズとの妥協で2~2.5インチ程度になり、3~4インチ入れるには上下面でしょうね。
    CLARIFYは何Hzステップの調整でしょうか?、DX-394のFINEは100Hzステップ固定ですが最近の無線機は周波数が安定しているので、SSBで10Hz以下の調整は必要なさそうです。
    日本はHam人口そこそこなので、7MHzとか聞くのは楽しいのではないでしょうか。

    私は箱受信機、念願のVR-5000が明日届く予定ですので、VR-500メーカー修理不能であきらめていただけに、バージョンアップと八重洲機に触れる思いとでワクワクしています。
    500同様なLCD劣化なきこと願うばかりです。
    本日は同軸配線の見直し行い、嫁入りの準備おこなっています。

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    1. 筐体の形状で大きめの内蔵スピーカーにするためには、
      やはり上面か下面かとなりますね。

      CLARIFY は回路図を見るとアナログ可変抵抗器で構成され、
      Step ではないので、むしろ聴覚に専念して調整ができます。
      およそ ±700Hz 変化できます。
      昔の BFO 調整みたいな感じです。

      VR-5000 は VR-500 と同時期に発売されていましたね。
      どちらにしようかと悩んだこともありますが、
      価格はもちろんですが、
      久し振りの BCL 再開の受信機だったので、
      据え置きだけで無く出張先に持参したかった事、
      大きさが小さく電池込みで220g と持ち運ぶために VR-500 を買いましたが、
      デスクトップ?機として VR-5000 も気になっていました。
      フロントマスクの液晶世界地図に惹かれますね。
      今回こそは液晶の耐久性に期待ですね💦
      VR-5000 記事を楽しみにしています。

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