久し振りに Rollei 35S カメラを使おうとして多くを忘れていた。

Rollei 35S は 1974 年発売とありますので、

ほぼ 50 年前のカメラになります。

Rollei 35S には露出計が付いています。

癒し系の露出計のメーターが付いていますが、

シャッター速度と絞りは手動です。

絞りとフィルム感度と露出計は連動しているけど、

実質は手動となります。

アナログの露出計の白い針と、

シャッター速度か絞りを調整して赤い針を白い針に合わせれば、

露出は理論的に合っています。






露出計メータは電池駆動ですが、

今は希少な PX625 水銀電池、これは希少品として一万円/電池 1 個、

近い値段ですが、

水銀電池は環境汚染問題から多くの国で禁止されているようです。











ここで登場するのが代替の酸化銀電池 SR43 です。

問題は設計上のオリジナル PX625 水銀電池 は 1.35V

対して代替の酸化銀電池 SR43 は 1.55V

電池の大きさが違うだけでなく、

電圧差による露出計の精度に影響する不具合が考えられるので、

サイズを合わせて、

電圧を下げるアダプターが『関東カメラ・サービス』さんから出ています。

⇩ 代替の SR43 電池用のアダプター














⇧ アマゾンで入手可能


なお、露出計には電源スイッチが無いので、使わない時は、

ケースに入れるか、暗所に置いておきます。

露出計のスライド蓋があれば簡単に電池の消耗が防げます。










⇧ これだと電池はほとんど消耗しません。アマゾンで入手可能です。


前置きが長くなりましたが、

いざ使おうとすると、色々な忘れた儀式がありました。

まずはレンズを引っ張り出さないとシャッターが切れない、


これは ⇩ ズームではなく単焦点レンズです。


シャッターを切った後にフィルムを巻き上げた状態でないととレンズを格納できない。

またレンズを格納する時はシャッター横のボタンを押しながら行う。

思い出しながら、やっとフィルムを入れることに成功です。






フィルム全て撮影が終わって巻き戻すときの専用レバーがあり、

フィルムを入れた後のケース下部にロック・レバーがあったりと、

儀式があります。

慣れて思い出せば、コンパクトで使いやすいことが実感できます。

内臓レンズ;Rollei-HFT Sonnar F2.8/40mm

そう言えば専用レンズ・フードも自宅に置いていたんだった。

この時代のレンズにしてはコーティングはしっかりしていますが、

レンズ・フードがあった方がいいかな。

カメラ本体が小さい割に F2.4 と明るめのレンズで、

ポートレートにボケが良いレンズ。

Rollei35 ( Sが付かないオリジナル ) Carl Zeiss Tessar レンズ付きのモデルも欲しくなった💦

撮るぞフィルム式銀塩写真!

以上、備忘録として記載。

コメント

  1. そういえばウチにもRollei 35が有ったのですが、引き出しに、、、、、
    電池大丈夫かなぁ、フィルムも入れっぱなしで散歩カメラに一時は
    使ってたのですが、仕事が忙しくて散歩どころではw
    日本のカメラと同じように小ささの追求と可愛らしさで、つい買って
    しまいました。目測はオリンパスのペンやキャノンデミでハーフ版で
    楽しんでましたが、Rolleiはレンズがいいのかピンをよく外しますww

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    1. マルさん、おはようございます。
      Rollei 35 をお持ちだったんですね。

      私も一時期、使っていましたが、最近はスマホのカメラばっかりで
      存在を忘れていました。
      一枚一枚、心を込めて気合を入れてと思えばやはりフィルムカメラかな?
      と思い立ち、使用を再開した次第です。
      確かに明るいレンズだと深度が浅くなり目測のピントが難しいですね。

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