ホテルで ICF-SW07 & 付属 AN-LP2


SONY ICF-SW07 と付属の Active Loop を梱包して持ち出し、ホテルの窓辺で使ってみました。
今回の出張ではラジオのために大きな RIMOWA スーツケースを持参しました。

まずは SONY ICF-SW07 の同期検波はさすが SONY は安定しています。
兄貴分の ICF-2001D は言わずもがな、弟たち ICF-SW100S, 今回の SONY ICF-SW07 も優秀です。いずれも USB/LSB を選択できるのは使いやすいです。
本来は Drake R8B のように両側波帯と上下側波帯 3 種の SYNC を選択出来ればいいのでしょうけど、SONY の片側の側波帯の同期検波でもポーダブルだと十分かと思います。
あと、SONY は SSB を選択した時と、SYNC の Lock までの処理速度が速いです。
これはこれまでは普通だったのですが、最近のポーダブル DSP ラジオは SSB, SYNC の処理にとても時間がかかります。

本来、付属の Loop Antenna の同調範囲は短波に限られるようですが MW 受信中にも感度は上がります。
ただ取扱説明書によると、短波以外を受信する時に外付けアンテナを付けるとラジオ内部回路でバー・アンテナが切り離されるので、 FM, LW, MW を聴くときは外部アンテナの接続ジャックを外すように書いてあります。
それと Active Loop Antenna の Control Box は単 3 電池 2 本で駆動ですがスイッチは無く、ICF-SW07 本体にアンテナ・ジャックを挿したら自動的に作動します。接続を抜いたら電源は切れるので、付けっぱなしが無い優れものです。作動状況は Control Box の赤ランプで確認します。



近隣のアジアの短波放送ですが、付属のロッド・アンテナでほとんど聞き取れなくても Active Loop に切り替えると普通に聴けます。
出張先のホテルで聴く良く洗練されたシステムかと思います。

収納されている巻き取るアンテナ・コードが長いので窓辺のアンテナから卓上まで配線出来るので使いやすく、
また短波の Loop Antenna の同調も自動なので、アンテナの同調を取る面倒もなく楽です。
ただ使いやすさ、自動化を進めるために意図的に “Q” を下げていると思いますので、便利さと引き換えに同調した時の「ザッ」と言う高い “Q” 同調は出来ていないと思われます。
Dx と言う目的のラジオではないので使い易さ・自動化を優先した結果として仕方ないでしょう。

P.S.
ICF-SW07 と付属 Antenna AN-LP2 Service Manual も手に入れました。

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